知ってほしいこと
第1030話 推進力と反発
おはようございます。
皆さん、今日も新しい朝を向かえました。過ぎ去った昨日とは異なる新しい一日が始まったのです。今日も一日、新鮮な気持ちを忘れずに、新しい視点で物事を考えましょう。
何か物事を強力に推進しようとすると、それに反発するように反対意見がでます。大胆な変革をしようとすればするほど、それに比例して反発力が働きます。
大きな変革をしようとすると、これまで恩恵を受けていた人が受けられなくなったりして、変革に反対する反発が起こるのです。
変革をするということは、これまでの何かを是正する、変えることですから、必ず是正されたり、変えられたりする人の中には、これまでよりも不利益になることが必ず発生するものです。
変革をするというのは、マイナスのものをプラスにして、プラスのものをマイナスにすることで、全体でこれまでよりも良くするのが目的なのです。これまで良い思いをしていた人には納得いかないことが起こるのは当然なことでしょう。
全体を良くするには、特定の誰かだけが喜ぶために良くするだけではなく、誰も喜ばないけれども、存続されるためには皆で我慢しなければならないものもあるのです。
今、ヨーローパでは、重大な経済危機が起きています。特にギリシャでは、このまま放置すれば、国が破綻してしまいます。私は今から25年前にギリシャに行きましたが、ギリシャ人は2時間以上の昼休みを取り、観光に頼るあまり真剣に働かない印象を覚えています。
オリンピック発祥の国のギリシャがこのままでは、国が破綻し、他国の信用はなくなり、国民の多くが貧困に苦しむことになるでしょう。このことは、ギリシャ国民の多くが理解しているはずです。
しかし、破綻しないようにするためには、ヨーロッパ各国から求められている大規模な増税や、公務員のリストラなどを大胆に行わなければなりません。もし、それが実施されれば、ヨーロッパ各国からの支援が受けられ、とりあえず破綻することは避けられるからです。
でも、ギリシャ国民は、誰もが増税やリストラを望みません。誰もが給与が減ったり、物価が上がったりすることには反対だからです。そのため、ギリシャでは政府の変革案に対して猛反発が起きています。
でも、今のギリシャには、変革以外の道はあり得ないのですが、国民が反対するのは国が破綻しないと思っているからなのでしょうか。このことは、どの国でも起きえることでしょう。
しかし、政治家を選んだのは、国民です。どんなに政治家が悪いと言っても、それを国民が選んだの出から国民にも責任はあるはすなのです。しかし、国民は、自分の責任は認めようとしません。
変革には反発がつきものです。大きな変革をしようとすればするほど、その反発も大きいことでしょう。でも、その反発を、大きな推進力に変えなければ良くならないだけでなく、悪化するばかりです。変革するには、反発を恐れない強力な推進力が必要なのです。
私は、そのように私自身に言い聞かせています。
感謝。2012年1月25日