知ってほしいこと
第991話 憎しみによって憎しみは消えない
おはようございます。
皆さん、今日もお元気ですか。元気な気持ちは、健康の源です。今日も一日、張り切って楽しく過ごしましょう。
皆さんは、時にはイライラしたり、腹を立てたりすることはありませんか。ストレスの多い現代社会で生きていると、どうしても気分を害したり、怒ってしまったりすることもあることでしょう。
仏教では、愛も憎しみも同じ煩悩にほかならないとされています。「愛は愛より生じ、愛より憎しみは生ずる。」と言われるように、愛と憎しみは表裏一体の関係にあるとされているのです。
私が一カ月ほど前に行ったミャンマーは、とても仏教が盛んな国です。そのミャンマーでは、面前で喧嘩することが禁じられています。だから、ミャンマーで喧嘩しているところはほとんど見かけません。
また、子供の頃から喧嘩は行けないと強く育てられているので、小さな子供でさえ兄弟喧嘩をしません。憎しみを持ってはいけないとされているのです。そのため、ミャンマーに行くと、人々が仏様のように優しく微笑んでいるように見えます。とても穏やかな心を持っているように思えるのです。
私たちは、中々怒りや憎しみを抑えることができません。自分の考えにそぐわないと、ついついカッとなって怒りを覚えてしまうことがあるものです。どうして些細なことで怒ってしまうのでしょうか。どうして怒られると、憎しみを感じてしまうのでしょうか。
仏教では、「憎しみによって憎しみは消えない。」と言われています。憎しみや怒りの気持ちで相手と接すれば、当然、相手も同様に憎しみや怒りの感情を持つことになるでしょう。
しかし、それでは何ら解決などしないのです。怒りの感情をぶつけても、それですっきりしますか。むしろ、考えれば考えるほど益々怒りの感情が高まりませんか。
私には、とても他人に怒るななどという立派なことを言えません。私もついつい怒りの感情を持つ、単純な動物です。しかし、それでは感情まかせ、力まかせに動物のように何も考えずに振舞っているだけなのです。
怒りの感情を抑えるのはとても難しいことです。しかし、怒りをぶつける前に、一瞬だけ「どうしても許せないか」と自問自答してみては如何でしょう。「憎しみによって憎しみは消えない。」と心の中で呟いてみてはどうでしょう。そうすると、ほんの少しだけすぅーと肩の力が抜けるような感じがします。そうすれば、簡単には許せない相手でも、どうせなら解決する案を考えたほうが少しは前進するはずです。
私は、そのように私自身に言い聞かせています。
感謝。2011年11月24日