守るべきこと
第690話 お互い様の気持ち
おはようございます。
私は今回、大きな契約の交渉役を担いました。交渉役というのは、私にその交渉を依頼した側が有利になるように懸命に相手と交渉することです。
私に依頼した方が不利になるような交渉はできません。しかも、私の仕事は、依頼した側が有利になるようにすることで、対価が得られるのです。
単純に交渉役をこのように定義してしまうと、交渉役というのは、私自身も含め、交渉を依頼した側のことばかり考えてしまいがちです。
しかし、交渉というのは、一方通行では絶対に上手く行きません。交渉する最大の目的は、お互いに譲り合って、どちらも満足するようにすることなのです。そして、その結果、契約が締結させなければ意味がないのです。
どんなにこちら側が有利なように進めようとしても、相手が納得しなければ決裂してしまいます。決裂すれば、交渉役の役割は果たせません。
私は今回の仕事で、なぜ交渉役が必要なのか、そして交渉役が重要であることを知りました。
それは、"お互い様"という気持ちを持ち続けることです。
交渉しなければならないのは、お互いの溝や距離を埋めることであり、近づけることです。そのためには、一方の要求だけを言っているようでは、絶対に縮まりません。こちらから要求したら、相手からも要求されるというのは、当然の流れです。
"お互い様"なのです。"お互い様"というのは、お互いが公平な立場にあって、あなたも私も対等です、という意味です。どちらか上でどちらかが下ではないのです。買う側が強く、売る側が弱いのでもないのです。
私はこの経験を通じて、"お互い様"という言葉がとても好きになりました。そして、同時に、人間と言うのは、"お互い様"という気持ちが互いに共有できなければ上手く行かないことも知りました。
皆さんも、年齢、学歴、経験、性別、国籍に関係なく、"お互い様"という気持ちを持てるようにしましょう。"お互い様"の気持ちが持てると、少し精神的に大人になったような気になれますよ。
感謝。2010年8月30日