仕事の進め方
第170話 人間は100%ミスをします
おはようございます。
今日は、ある雑誌にケアレスミス(不注意による単純な間違い)について掲載されていましたので、紹介します。
人間は、ミスを必ずします。どんな人でも100%の確率でミスをします。ミスを無くすには、まず、100%ミスをするということを前提に頭に入れなければなりません。
そこで、この雑誌では、人間は100%ミスをするというということをまず証明しています。100人に、単純な繰り返し作業を行う実験をしました。
すると、約2割の人が、作業開始10分経過時にミスをしました。その後、20分経過時には、4割の人がミスをし、30分経過時には何と7割近い人がミスをしました。最終的には、1時間10分を経過した時点で全員がミスをしました。
この実験では、時間経過と共に、集中力が低下して行くことが証明されています。つまり、ミスの原因の一つは、集中力の低下なのです。
さらに次の実験では、先ほどの実験で比較的ミスが少ないとされた30分以上経過してもミスをしなかった3割の人を集めて実験しました。
今度の実験では、先ほどの実験で証明された30分を経過すると極端にミスをする人が多くなるということから、制限時間を30分にして行いました。
制限時間30分以内で、先ほどと同じ単純作業を、先ほどの実験で最も多く処理した人と同じ量を処理するように指示しました。
すると、前回の実験では、全く同じ作業で、全員が30分まではミスしなかった人の集まりなのに、次々とミスをするようになりました。
前回の実験では、1時間を経過してもミスをしなかった集中力の高い人たちが、比較的早い段階でミスをするようになったのです。そして、20分を経過した時点で、全員がミスをしてしまいました。これでまた、100%の人がミスをすることが証明されてしまったのです。
この実験で判ったのは、制限時間というプレッシャー、または心理的なストレスが加わると、最も集中力の持続時間が長いとされた人でも、全く逆にミスを犯しやすいということです。
このように、人間は100%ミスをします。
私たちの仕事は、この二つの実験と同様なことが日々行われています。
ミスをしないように仕事に集中しようとしますが、仕事中には様々な割り込みが発生します。また、期限時間や納期があるため、急がなくてはならないことや、間に合わなくなると忙しくなってミスをし易くなります。
もう一度、言いますが、人間は100%ミスをします。
その前提に立って、ミスを無くすには、ひとつしかありません。
それは、確認をできるだけ多くすることです。明日は、この確認についての実験結果について話をします。
感謝。2008年7月 9日